ネガティブ思考はやめなくていい|考えすぎを止めて心を楽にする「今」への戻り方
ポジティブな人に憧れたことはありませんか。
何にでも前向きで、明るく考えられる人。
私もずっと、そんな人になりたいと思っていました。
でも、結論から言うと、
私は「憧れのポジティブな人になること」は、諦めました。
ネガティブな人のままでもいいのだ。と、発想を転換したら、
少しだけ心が楽になったんです。
ポジティブになろうとして苦しくなった
ネガティブ思考をやめたいと思って、
無理に前向きに考えようとしていた時期がありました。
でも実際は、
「また悪い方に考えている」
「どうして前向きになれないんだろう」
そんなふうに、ネガティブな自分を責めてしまうばかり。
ポジティブになろうとすればするほど、
できない自分が目について、どんどん苦しくなっていきました。
憧れのポジティブな人像と自分とのギャップに悩んでしまうのです。
なぜネガティブ思考は止まらないのか?
もともとの思考の癖は、そう簡単には変えられません。
気をつけていても、
気づけば悪い方へ考えてしまう。
どうしてもネガティブな思考は出てきてしまう。
それは意志が弱いからではなく、
人の脳が「危険を避けるために悪い未来を想像する」
性質を持っているからだと知りました。
狩猟している時代は、ネガティブであることが生き残るために必要だった。
脳の防衛本能なのだと知ったとき、
ネガティブな自分を少し受け入れられるようになりました。
「ネガティブ=悪いこと」ではないのです。
私は、「ネガティブな自分を否定すること」をやめました。
ネガティブな考えが浮かんでも、
「またダメだ」と責めるのではなく、
「そう考えることもあるよね」と、そのままにしておく。
それだけで、
心の消耗が少し減りました。
無理にポジティブになろうとしなくていい。
ネガティブだからって、自分が悪いわけではないのです。
最悪を想定して対処法を考えておくことも、時には必要なのですから。
とはいえ、
ネガティブ思考が止まらないときもあります。
過去である今日の出来事を何度も繰り返し反省したり、
頭の中で何通りもの悪い未来を想像して、
まだ起きてもいないことをぐるぐる考えすぎてしまう。
それでは疲れてしまいますよね。
そんなときは、私はこんな方法で「考えすぎ」を一度止めるようにしています。
思考の無限ループを断ち切る「まあ、いいか」の魔法
完璧に納得しなくてもいいので、
「まあ、いいか!」と、声に出して無限ループを強制終了させます。
心理学的には、人は「答えをだして安心したい」という欲求と、
脳はなるべく少ないエネルギーで考えようとする倹約の傾向があると言われており、
これを利用して思考を強制的に終了させることができるようです。
最初は半信半疑でした。
でも試しに声に出してみると、
耳からも自分の言葉が入ってきます。
すると不思議なことに、一瞬だけでも、
そのループから意識が離れる感覚があります。
もちろん、一度で完全にとまるわけではありません。
ちょっとすると、また同じことを考え始めます。
でも、そのたびにまた声に出して「まあ、いいか」と、何度も繰り返してみる。
特に仕事の帰り道は、仕事とプライベートを切り替える大切な時間です。
通勤の車の中は大きな声も出せるので実践しています。
意識して区切りをつけることで、気持ちを引きずりにくくなります。
脳ではなく「五感」を働かせて、「今」に意識を戻す
考え続けてしまうときは脳が疲れています。
そこで、脳ではなく、「五感」を働かせることで、
「今」に戻るようにしています。
たとえば、
- コーヒーのいい香りに気づく。
- ひとくち飲んで、「おいしいな」と感じる。
- 窓から入る日差しのあたたかさを感じる。
- 犬のモフモフの感触を確かめる。
そんな小さなことでも、今に戻れます。
匂いや、味、感触など、
脳ではなく、五感を働かせると戻りやすいように思います。
無理にポジティブに変えようとするより、
いったん「今」に戻る方が、私にはずっとやさしい方法でした。
まとめ|完璧を目指さず、心穏やかに過ごす練習
ネガティブ思考をやめることは、簡単ではありません。
でも、
ネガティブな自分を否定することは、手放すことができます。
それだけで、少し心が軽くなることがあります。
そして、考えすぎて辛いと感じたら、
今に戻るようにする。
無理に変わろうとしなくてもいい。
完璧じゃなくてもいい。
そんなふうに、ちょっとずつ、
心穏やかに過ごす練習を続けています。
