家族と暮らしの練習記

感情のコントロールの仕方の違い|夫婦喧嘩の原因と仲直りのためのヒント

りん

「なんで私の気持ちをわかってくれないの?」

「どうしてそんなに感情的になるの?」

夫婦喧嘩の引き金になるイライラ。実はこれ、性格の不一致ではなく、ただ「感情の扱い方のタイプ」が違うだけかもしれません。感情は誰にでもありますが、その表現方法は大きく分けて2つのタイプがあります。

  • 感情を表に出しやすいタイプ(爆発型)

「ただ分かってほしいだけ」なのに、つい感情をぶつけて怒鳴ってしまい、相手からは「攻撃された」と受け取られがちです。

  • 感情溜め込みやすいタイプ(シャットダウン型)

「これ以上ヒートアップさせてくないだけ」なのに、黙り込んだりその場を離れたりしてしまい、相手からは「冷たい、無視された」と受け取られてしまいます。

我が家の喧嘩も、いつもこのパターンの繰り返しでした。お互いのタイプの違いに気づくだけでも、かなり時間がかかってしまいました。しかし、自分と異なるタイプの心理を理解しようとすることで、すれ違いを客観的に見て冷静に解決していけるようになってきたと感じています。

この記事ではそのタイプ別のすれ違いの法則と、我が家が実際に試して効果があった具体的なすれ違い対策を紹介します。

夫婦喧嘩は「小さなすれ違い」から始まる

「そんなつもりで言ったんじゃないのに、うまく伝わらない」

「話し合いたいのに、話し合いにならない」

「相手のちょっとした態度に、ついイラッとしてしまう」

そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか?夫婦の喧嘩はいつもそんな「小さなすれ違い」から始まることが多いように思います。では、なぜ相手の言動にイラッとさせられてしまうのでしょうか。

それは、無意識のうちに「相手も自分と同じように感じ、同じ様に考えるはずだ」だと思い込んでいるからです。人それぞれ違うと頭では分かっていても、相手が一番身近な人であればこそ、自分の想像する言動を期待してしまい、すれ違いが生じてしまいます。

感情に対するタイプの違い

私は感情を表に出すタイプ

私は感情を表にだすし、人の感情も受け取りやすい。話をして共感を求めるタイプです。

自分の思いや考えも相手に共感してほしい。

だからこそ、相手の言動に敏感になってしまいます。

夫は感情を表に出さないタイプ

夫は感情をあまり表に出しません。

人の感情も積極的には受け取らないタイプです。

共感よりも、「自分の中で納得すること」が大切。

自分の思いや考えがうまく伝わらないなら「話さない方がいい」と考えています。

感情に対するタイプが違うことで起こった冷戦

心理学では、共感を重視するコミュニケーションと、解決を重視するコミュニケーションの違いがよく語られますが、我が家の場合もまさにこれでした。

私は共感を求めて感情的な発言をしてしまうことがありますが、夫は共感よりも納得して自分の中で解決させたいので、よく黙ります。まるで冷戦のようになってしまいます。

夫婦喧嘩のきっかけの例
  1. 会話から始まるすれ違い
  2. 行動から始まるすれ違い

①会話から始まるすれ違い

りん
りん

◎△×●&%#?!(ふとした会話で、何か感情的な発言をする)

夫

・・・・(無言で黙る。感情出さない)

りん
りん

なぜ怒っているのかわからない。どう思ってるか言ってよ。

夫

・・・・(まだ無言。納得するまで考えたい。りんも「自分で考えろ」と思ってる。)

共感したい人」と「自分で考えて解決したい人」のズレ

②行動から始まるすれ違い

夫

ちょっとこれ(自分の仕事)手伝ってくれないかな?

りん
りん

わかった、いいよ。

(私も疲れてるけど…大変そうだから手伝ってやるか)

夫

はい。もしもし?

(かかってきた勧誘電話にスピーカーホンで出て、納得できるまで話す)

りん
りん

え、ここで電話に出るの?離れて電話してくれたらいいのに。

(騒音に感じる。疲れてても手伝ってる私の気持ちは?とイライラする)

夫

それって、あなたの問題ですよね?

(自分の領域守って納得できるまで話したい)

「相手を思った行動」と「自分の領域を守る行動」のズレ

問題は「どちらが正しいか」ではない

りん
りん
  1. 気持ちを共有していっしょに解決したい。(共感型)
  2. 相手の気持ちを考えた行動をとる。
夫
  1. 感情的にならないで、自分で解決したい。(解決型)
  2. 自分の領域を守る行動をとる。

これはどちらが正しいかという問題ではなく、

「感情との向き合い方」の違いです

夫婦関係を楽にするための2つの対処法

①感情的になったら距離をおく

感情的に話すと誤解されやすいうえに、聞いてくれないことも。

心理学では、感情を言語化する「筆記開示」にはストレス軽減効果があると言われており、冷静な対話に有効です。

共感型の人は、感情を文字にすることで、情報を整理し、認知の整理ができます。

解決型の人に対して、文字にして問題を整理することで、どうすればうまくいくかを、一緒に考えるきっかけにできます。

そして、お互いの誤解が生じにくくなります。

冷静になってからLINEなど文書で伝える方法がおすすめです。

ステップ1: 相手が黙ったら「拒絶」ではなく「思考中」だと自分に言い聞かせる。

ステップ2: 感情が爆発しそうな時は、その場を離れてスマホのメモに気持ちを書き出す。

ステップ3:伝えたいことを冷静に手紙にするか、LINEで送る。

②物理的に距離をとる。無理をしない。

避けたりすると初めは自分が気になってしまいますが、相手は「自分で完結するタイプなので思っているほど気にしていないことも多いです。

物理的に離れるとそれだけでお互いのストレスを減らせます。

ステップ1:騒音が気になるなら距離を取る。(別の部屋へ行く)

ステップ2: 相手の領域(電話中など)には踏み込まない。

ステップ3: 自分の不快感だけを短く伝える。

タイプの違いに気づいた本

夫がある時、興味深い本を買ってきました。

『人間関係に必要な知恵はすべて類人猿に学んだ』

というタイトルの本です。

読んで目からウロコが落ちました。

夫と全く違う答えを選んだとき、すごく腑に落ちたんです。

これが喧嘩の原因だったのか、と。

タイプの違いをここまで具体的に理解出来たのは、この本 のおかげでした。

私はボノボ。夫はオランウータン。

特徴ボノボ(私)オランウータン(夫)
大切にしていること感情の共有・共感納得感・一人の時間
喧嘩した時の反応話して解決したい黙って考え込みたい
沈黙は思考の時間
ストレスを感じる時無視される・孤独
 (沈黙は拒絶に感じる
自分の領域に踏み込まれる

この本はあなたはどのタイプ?と、場合分けした行動例がいくつもでてくるのですが、2人でことごとく違う答えを選んで驚きました。

こんなに違うのか、と。

そして救われました。

今までうまくいかず、喧嘩ばかりしていたのは「相性」ではなく「違いを知らなかっただけだったと、気づけたのです。

冷戦のような喧嘩が起こってしまうと、夫に沈黙されると拒絶に感じて辛いばかりでしたが、それは相手にとって必要な思考の時間だということがわかりました。

違いを知ることで、相手を変えようとする気持ちは少し減ります。

そして、「どう付き合うか」を考えられるようになります。

夫婦喧嘩は無くならなくても、短く、軽くすることは出来るかもしれません。

今回のようにタイプの違いを知るだけでも、人間関係が少し楽になります。

自分と違うタイプの感じ方をする人がどう感じているのか。

例が多くてとてもわかりやすく、夫婦関係の助けになりました。

職場など、夫婦以外の人間関係でも「人の感情に影響されてしまう」と感じる方へ。

→こちらの記事に仕事での例を挙げて書いています。

【人間関係】他人の機嫌に左右されて疲れる方へ|心を守る「境界線」の引き方

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