【人間関係】他人の機嫌に左右されて疲れる方へ|心を守る「境界線」の引き方
仕事が終わると、
特に忙しい日だったというわけでもないのに、ぐったり疲れている。
そんなことはありませんか?
それはあなたが、周囲のわずかな空気の変化や、
人の不機嫌を敏感にキャッチしてしまう性質をもっているからかもしれません。
相手の感情が、まるで自分のことのように流れ込んでくる。
別に同調したくないのに、勝手に入ってきちゃう。
今日は、そんな「ちょっと人より鋭いセンサー」をもってしまった人
(最近はHSP(Highly Sensitive Person)と呼ぶこともありますよね)
が、自分を守るためにできる、私が実践練習中の
「心に境界線を引くトレーニング」についてお話しします。
なぜ、他人の不機嫌が「自分のせい」に思えてしまうのか?
上司や同僚の機嫌が悪いと、
「私、何かしたかな?」と思ってしまう。
仕事で患者さん(お客さん)が怒っていたり、
横柄な態度を取られると、
こちらが悪くない時でもドキドキしてしまう。
そんな経験はないでしょうか?
人の感情を受け取りやすい人は、
周りの空気を読むのが得意な人でもあります。
相手の声のトーンや、
表情のちょっとした変化に気がつきやすい。
察知能力が高いことは、時にはやさしさになりますが、
不要な怒りや不機嫌の空気まで
そのまま受け取ってしまうのかもしれません。
相手との心の境界線が薄いために、
無意識に「自分のせいかも」と混同してしまいます。
咄嗟の「すみません」を卒業するための第一歩
他人の負の感情を受け取ってしまい、
「自分のせいかも」と無意識に反応してしまう。
すると、
私は、うっかりすぐ
「すみません」と言いそうになる癖があり、
今はそれをこらえる練習中です。
理不尽だなと思っても、とりあえず謝ってしまう。
嫌な気持ちにさせてしまった部分だけに目を向けて、
部分的に謝ることもありますが、
その前に、大抵は、ほぼ無意識です。
後から、あれ?自分は悪くないんじゃない?と分析することがあります。
相手の問題(不機嫌)と、自分の心の境界線を引くための第一歩。
分析する前に無意識には謝らない。
まず、事実を確認する。
魔法の言葉「それってあなたの問題ですよね」と心に線を引く
日常の生活の中で、私が、時々夫に言われて
モヤっとする言葉があります。
「それってあなたの問題ですよね」
一例をあげると、
私が疲れている中、家事や、夫の仕事を気遣って手伝っているときに、
夫が、どうでもいい勧誘電話にスピーカーホンで出た。
必然的に10分くらい不愉快な内容の会話が騒音のように聞こえてくる。
私は、「疲れている中、あなたの仕事を手伝っているのよ?空気読んで?」
と思っているので、ここで電話するのは止めてほしいと伝える。
すると返ってきた言葉は
「それってあなたの問題ですよね」
とても突き放されたような気持ちになってしまう言葉です。
でも同時に、
自分にはない感覚で、少し参考にもなります。
夫は私と違って、
人の感情をあまり受け取らないタイプのようです。
(詳細はこちらの記事に書いています
アドラー心理学では、自分の課題と他者の課題を明確に分離するという
「課題の分離」の考え方があります。
確かに、ただの電話を騒音に感じてしまうのは、私の課題なのです。
夫を気遣って手伝っていることも、私の決断できる範疇で、私の課題です。
騒音に感じて辛いなら手伝うことはやめて、その場を離れれば良い。
夫は納得するまで電話で会話をするという自分の領域を守っているだけ。
仕事で「当事者」になりすぎないための俯瞰術
そこで私は、
仕事の時こそ、その考え方を少し真似してみることにしました。
患者さんや、同僚が不機嫌そうな態度をとってきたときや、
理不尽な怒りの感情をぶつけてきたとき、
心の中でこう言ってみる。
「それってあなたの問題ですよね」
私の問題じゃない。
それは相手の問題。
そうやって心の中で線を引くようにすると、
少しだけ気持ちが落ち着くことがあります。
そして、本当に落ち度があった時にはその事柄について謝る。
謝罪、対応をすれば、そのあとの相手の機嫌はまた、相手の課題です。
あなたが感じていることは、
私が背負うものではない。
自分が当事者にならず、
「相手の問題」として線を引く。
すぐにできるわけではないけれど、
練習すれば少しずつできるようになるかもしれません。
まとめ|自分の心を守るためにできること
すべてに感情移入せず、少し距離をとって、他人事として眺めてみる。
もし友人が同じ状況だったら、
「あの人が不機嫌なのは、あなたのせいではないよ」と、
声をかけてあげられるはずです。
その言葉を自分自身にもかけてあげてください。
第三者の視点で、自分と相手を横から眺めている姿を想像してみる。
そんな「俯瞰して見る練習」を私も実践している最中です。
すぐに完璧にはできなくても、少しづつ積み重ねていく。
心の中で「境界線」を引く練習を続けることで、
少しずつ自分の心を守れる場面が増えていくはずです。
人の感情に疲れてしまう理由については、こちらの記事にも書いています。
→ 「愚痴を聞くとぐったり疲れる」のはなぜ?脳の仕組みと、自分を守るための3つの「ライトモード」
