発言後に考えすぎてしまう人へ|「あとから不安」の正体と心を落ち着かせる方法

りん

「あの言い方、大丈夫だったかな・・・」

帰り道など一人になった時や寝る前、

ふとした瞬間に自分の言葉を思い返しては一人反省会を始めてしまうことはありませんか?

私は日頃、仕事で後輩や実習生に注意をする時は結構気を使います。

注意はできればしたくないのが本音ですが、

業務上、今後のためにはしないわけにもいきません。

会話の流れのままに発言してしまうと、

少し時間が経って冷静になると急に気になってきたり。

どう伝えるのがいいか考えてから注意しても、結局「あとから不安」になる時があります。

相手のちょっとした表情の変化や、黙った瞬間など、

そんな細かい断片をつなぎ合わせては不安になって一人で疲れてしまう。

今回はそんな時の対処法について書いてみます。

なぜ「あとから不安」が襲ってくるのか

会話が終わったあとに後悔が始まるのには、心の仕組みが関係しています。

正解のない答え合わせ

常に完璧に言葉を選んで話すことは、簡単ではありません。

何気なく、感情に任せて話してしまうこともあります。

そして人は、

「正解がわからないこと」に不安を感じやすいものです。

会話はやり直しができません。

正解はわからないのに「あれでよかったのかな」とあとから何度も考えてしまいます。

想像で空白を埋めてしまう

さらに、相手の反応がはっきりしなかったとき、

脳は足りない情報を埋めようとして、想像で答えを作ろうとします。

相手の本当の気持ちは見えませんが、脳は見えない部分(空白)を、

「もしかして嫌な思いをさせたかもしれない」という想像で埋めてしまう癖があるのです。

つまり、

不安の多くは『事実』ではなく『想像』から生まれています

相手の表情や声のトーンから、

「機嫌が悪いかも」と想像してしまう。

「きっとこう思ったはず」と決めつけてしまう。

勝手な想像をひろげてどんどん不安が大きくなってしまうのです。

心をスッと軽くする考え方

ぐるぐる思考を止めるために、2つの視点を持つように練習しています。

心をスッと軽くする2つの練習
  1. 「事実」と「想像」は分ける(頭の中のモヤモヤを整理)
  2. 「相手の感情」はコントロールできない(アドラー心理学の課題の分離)

①「事実」と「想像」を分ける

考えすぎてしまう時は、冷静に何が「事実」かを見つけます。

たとえば、

  • 事実:少し沈黙があった
  • 想像:怒らせてしまったかもしれない

このように事実を見つけると、「怒らせた」というのは確定した事実ではないことに気づき、

不安の多くが「想像」だと、気づくことができれば気持ちが楽になります。

②「相手の感情」はコントロールできない

アドラー心理学では、これを「課題の分離」と呼びます。

「どう伝えるか」は自分の課題ですが、それを「どう受け取るか」は相手の課題です。

完璧な答えはない

「どう伝えるか」に完璧な答えはありません。

もちろん、言葉の刃で相手を傷つけたくはないので、言葉を選ぶ必要はあると思います。

しかし、相手の気持ちは、本当のところはわからないものです。

同じ言葉でも、そのときの相手の状態や余裕によって受け取り方は変わります。

だから、どれだけ考えたとしても、

100%正解になる言葉はありません。

答えがないものは、あとからいくら考えて答え合わせしようとしても仕方ありません。

そのときに相手を気づかって選んだ言葉ならば、それがその時の正解だと思うことにします。

相手の感情は相手のもの

どれだけ気をつけていても、

相手の受け取り方まですべてコントロールすることはできません。

「どう受け取るか」は相手の課題です。

相手の感情は、相手のもの。

自分の問題として、必要以上に背負いすぎなくてもいいのです。

自分の課題に気づいた時の対処

「事実」を見つけて、自分の課題「どう伝えるか」だけ考えた結果。

「どう伝えたか」が、

100点は絶対にとれない。80点ならOK。

でも、50点いかないか・・・いや、さすがに赤点だろう・・・と思ったら?

相手に確認してみる

少し勇気は必要ですが、

聞ける相手であれば、まずは、思いきって確認するのも一つの方法です。

「さっき、言い方きつかったかな?ごめん」

そう伝えると、

「え?全然気にしてないですよ」

返ってくることも多いです。

あれだけ悩んでいたのに、

ただの気にしすぎだったと気づいて、安心することもあります。

逆に、

「ちょっときつかったかも」と言われることもあります。

でも、その一言をきっかけに、

こちらの誠意が伝わることもあります。

誠意をもって謝る

本当に悪かったと思ったときは、

悩み続けるよりも、誠意をもって謝ればいい。

直接言うのが難しければ、手紙という形でもいい。

私も同僚に対して、一度手紙にして謝ったことがあります。

自分の気持ちを正直に、丁寧に整理して相手を思って伝えると、

それだけで心がフッと軽くなります。

そして、結果的にも、その後の関係がより良くなったと思います。

まずは、どう思われるかは考えないで素直に伝える。

謝ることは自分の課題

そのあと相手がどう思うかは、相手の課題です

おわりに|自分を責めない

一人反省会をしてしまうと、

また考えすぎちゃったなと思うこともあります。

でも、自分を責めすぎなくて大丈夫。

それは、相手との関係を大切にしたいと思っている証だから。

そう言い聞かせてみます。

少しずつでいいので、

「相手の気持ちは相手のもの」と線を引きながら、自分の心も大切にしてあげたい。

そしてもし、また考えすぎてしまったときは、

「今、想像しているだけかもしれない」と立ち止まる練習をしていきましょう。

もし、それでもぐるぐると思考が止まらなくなってしまったら、

「考えすぎてしまうときの対処法|今すぐできる脱出方法」も試してみてください。

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